【寄稿記事】処女作なのに21日で5000本突破!?@音声作品の制作体験談&成功の秘訣を考察!!
目次
はじめに(兎月りりむ。)
こんにちわ!兎月りりむ。です。
みなさんこの作品はお聴きになりましたでしょうか?
双子ちゃんのCVを私が担当させていただきました。
【寸止め3時間超】意地悪な双子の終わらないオーバーキル射精我慢地獄【KU100】/M’sファクトリー
制作されたサークル、M’sファクトリーさんはなんとこちらがDL同人の処女作でした。
なんと発売21日間で5000本を突破しています。しかも、最初から定価1320円の作品です。
「大手サークルの別名義なんじゃないの…」と思われるのも仕方がないかもしれませんが、これを見ている皆さんと同じく、同人音声.comを参考にしていただきながら、制作を進めてこられた方です。
今回は、"M’sファクトリー えむふぁく!"さんに本作の制作から販売までの濃ゆ~い体験談&考察を寄稿いただきました。
最後には、私、兎月りりむ。からも成功の秘訣を考察します。お楽しみください!
※以下、えむふぁく!さんによる寄稿
自己紹介(M’sファクトリー えむふぁく!)
皆様はじめまして!
ご紹介に預かりました同人音声サークルM’sファクトリーの《えむふぁく!》と申します!
2022年11月に処女作【寸止め3時間超】意地悪な双子の終わらないオーバーキル射精我慢地獄【KU100】をリリース致しました新人音声サークルの中の人です。
私は普段本業で映像ディレクターをしており、副業で同人活動を始めました。
副業…とは言いつつ、これは結果論で、もともとこの作品でお金を稼ごうとは思っておらず、蓋を開けてみたら作品がヒットし副業と言える収入を得ることができたタイプです。
ですので、サークルを立ち上げたきっかけは完全に趣味の延長で、「自分の理想とする「ぼくのかんがえたさいきょうおんせいさくひん」を作りたい!」という【欲望】を叶えることからきています。
兎月りりむ。さんにcvに依頼しようと思った理由も、マーケティング目線というより、あくまでこの作品に登場する双子のメスガキちゃんの声にハマる最有力候補だったからです。
ただ、趣味の制作とはいえ、費用面でもこの作品にかけるコストは非常に膨大だったため、作品が沢山売れていずれは制作資金が回収できるといいな…と思っておりました。
そこで兎月さんの運営する同人音声.comと同人音声.com+PLUSをからの情報をメインに吸収しつつ、どうすればこの作品をよりたくさんの人に届け、ご購入頂けるか色々と考察・研究し本作をリリースした経緯があります。
結果として、自分の思い描いていた理想の作品を世に出すことができ、収益的にも成功と言える結果を出すことができました。
今回は寄稿記事ということで、私が本作を売るために意識したことの一部をお伝えできればと思います。
音声サークルさん、これから音声サークルを作りたいと思ってる皆さんに、少しでも為になることをお伝えできればと思いますのでよろしくお願い致します!
(パーソナルなことも含め、より細かい話は私のci-enにて投稿していこうと思っているのでよろしければこちらも併せてご注目くださいませ!)
結果
定量的数値
DL数
販売初日:701本
7日間合計:3450本(20%OFFセールここまで)
14日間合計:4323本
21日間合計:5129本(バナー広告掲載期間6日間あり)
実績(発売21日経過時点)
ランキング:
・ボイス・ASMR
24時間ランキング:1位
7日間ランキング:2位
30日間ランキング:6位
・総合
24時間ランキング:6位
7日間ランキング:8位
30日間ランキング:31位
評価:
・星平均:4.81
・評価投稿数:916
副次的発展について
販売から約1週間後、DLsiteさんからバナー広告のお誘いを頂きまして、
・スマホ:12/12(月)〜12/16(金)
・PCサイト:12/12(月)〜12/17(土)
の期間バナー広告をDLsiteトップ画面に掲載して頂けました。
また、FANZA同人さんからも作品販売のお誘いを頂きまして、こちらはリリースタイミングでバナー広告を掲載をしつつピックアップ作品として掲載頂けることになりました。
総括
目標としては、DLsiteではじめの1週間で1000DL、12月中に2000DLを目指しておりましたので、いい意味で予想を大きく上回る結果となりました。
コンテンツの外装と中身としては、今の自分にできる最大限のことはしたつもりでしたので自信を持っておりましたが、サークル処女作ということもあり、ここまでの結果が見込めるとは想像しておりませんでした。
作品も概ね好評で、売り上げも伸びましたので、非常に嬉しく思うと同時に、改めてDL同人は夢のあるジャンルだなと思います。
これらの結果やバナー掲載の機会を頂けたのは、作品の中身だけではなく、販売面でも同人音声.comや同人音声.com+PLUSから学んだことを正しくアウトプットできたからだと思っております。
本作で講じた施策について
本作編集後はマーケティング面でもかなり考察し、売れるために様々なことを試行錯誤しながらリリースしました。
何が効果的だったかは、明確に測れない部分もありますが、自分なりに意識したことと、効果があったと思うことを共有させていただきます。
前提として
・同人音声.com
・同人音声.com+PLUS
の記事を制作期間に何度も読み、こちらに書かれていることをベースに、販売戦略を行ってきました。
また、後述するDL同人関係のYoutubeチャンネルで語られている動画も参考にしながら、自分なりにDL同人販売戦略を研究しました。
制作開始〜予告投稿まで
作品のパッケージについて
DL同人で特に重要なことは、「沢山の魅力的な作品が並ぶ中でいかにクリックしてもらえるパッケージを作るか」ということは、もはや私が言うまでもないことだと思います。
もちろん、本作もこのことは特に意識して販売戦略を行なってきましたが、《パッケージ》というのは大きく分けて、以下の3つの要素に分けられるのかなと個人的に考えております。
①イラスト
②タイトル
③ロゴ
ここでは上記3つの要素を魅力的に引き出し、さらに3つの要素をどのように組み合わせたのかお伝えできればと思います。
①イラスト
まず意識したことは、「綺麗な絵ではなく、欲情を掻き立てる絵」を描ける方にイラストを依頼するということ。
本作はエロ作品ですから、単純にただ画力が高いイラストレーターさんに綺麗な絵を描いてもらっても、ターゲットの購買欲をくすぐることはできないと考えました。
ですので、今作のターゲット(この作品で言えば、「ロリ」「拘束」「監禁」「逆レ◯プ」「寸止め」などの要素に性的嗜好を持つ方)が思わずクリックしたくなるような「選ばれる表紙」を描けるであろうイラストレーターさんを探しました。
また、本作のテーマ(特にメスガキ系の絵)を魅力的に描ける方に依頼することを意識しました。
私もこれまでものづくりにはずっと携わってきたので、その経験から語らせて頂くと、ジャンルを問わず「わかってる作品」を作る人は、そこに深い理解や情熱がある人だと思っています。
(昔Twitterで《『子供向け』と『子供騙し』の違い》を説明されていた投稿があって「なるほどな」と思ったのが、
・「これは絶対子供もかっこいいと思うはず!でもちょっと難しい(分かり辛い)かもだから、分かりやすくしよう!」というのが子供向け、
・「大人の自分はあんまり好みじゃないけど、たぶん子供はこういうものが好きなんだろう」と思って作られたコンテンツが子供騙し
というものです。
何が言いたいかというと、作っている本人が作っているものに対して魅力を感じてない状態なら、ターゲットが魅力を感じるわけがない、ということですね。)
ただ、情熱だけあっても実力(画力)が足りていないと、それも多くの人がクリックしたくなるような魅力的なアウトプットにはなりません。
これらの考えを前提に、イラストレーター選定は、
1.DLsiteの音声作品(特にメスガキ系)の売り上げ実績が高い方
2.pixiv、Twitter上で魅力的な絵を投稿しており、いいねやリツイート数(自分の好みだけではなく、他者からの評価)が一定水準を得ている
方の中からご相談し、
3.予算
4.制作期間
も総合的に検討。
最終的に、Twitter上で魅力的なメスガキ系のイラストを投稿されていたしゅる版さんに打診し、予算・制作期間共に合致し、ご依頼する形となりました。
この時点では、DLsite上では実績のない方でしたが、素晴らしいイラストを制作いただけるポテンシャルを感じていたので、これが最高の形でハマったと感じております。
しゅる版さんは、連絡もつきやすく、対応力もあり、何よりもメスガキ系のイラストが得意で、今回の制作も楽しんでやっていただいたというお言葉もいただきましたので、非常におすすめできるイラストレーターさんです。
(特にメスガキ系は親和性の高いイラストを描ける方だと思うので、候補イラストレーターとしてご一考いただくのもありかなと思います。)
<余談>
実は、イラストレーター決定までが最も苦戦したと言ってもいいかもしれません。
というのも、しゅる版さんに行き着くまでに、20名以上の方に打診しましたが、その半数以上からはお返事すら返ってこない状況でした。
(メール文面に問題があるのでは?と思われそうですが、こちらとしても細心の注意を払ったビジネスメールをしていたので、文面の問題ではないと思っております。)
ようやくイラスト制作を内定いただいた方からも突然音信不通になったりして、9月の時点(はじめのイラストレーターさんに打診してから約10ヶ月)で白紙の状態でした。
実績がない新人で警戒されたこともあるかもしれないので、もしかしたら新人サークルさんは私以外にもイラストレーター選定に苦戦している人がいるかもしれません。
私も非常に辛かった期間ですが、ここは妥協せず根気強く頑張りましょう。
②タイトル
【寸止め3時間超】意地悪な双子の終わらないオーバーキル射精我慢地獄【KU100】
こちらも、実は非常に思考を重ねてつけたタイトルになります。
究極、字面だけで興奮できるタイトルを目指しました。
特に、ターゲットとなる「マゾ性癖をもつ男性」に刺さる言葉を意識しており、
・意地悪な
・双子の
・終わらない
・オーバーキル
・射精我慢
・地獄
それぞれのワードに、ターゲットが反応するであろう言葉を盛り込みました。
(確かDLsiteさんやFANZAさんでは、販売サイト内で「子◯」「小◯生」など、のワードは禁止だったはずなので、その辺抵触せず、ターゲットがある程度のそういった内容への期待値を感じることのできるバランスを目指しました。)
※
参考なまでに、タイトルの最終候補は以下の通り。
・意地悪な双子のオーバーキル射精我慢地獄
・ドスケベな双子のオーバーキル射精我慢地獄
・意地悪な双子の終わらない拘束監禁逆レ◯プ
・意地悪な双子の破滅的オーバーキル射精我慢地獄
・意地悪な双子の終わらないオーバーキル射精我慢地獄
また、本作最大の売りである、「これまで前例がないくらい長時間にわたる寸止め」作品であることを、
キャッチーに、短く、確かな期待値を持たせることを突き詰めた「オーバーキル」という言葉は、本作がもつ独自性を象徴する言葉にできたと思います。
③ロゴ
特に意識したことは、小さいサムネ状態で他作品と並んだ時でも、本作の伝えたいことが魅力的に視認できる状態にするということ。
タイトルロゴの位置も、どこに置けばイラストの持つ魅力を最大限残すことができるかバランスを考えました。
また、本作のタイトルは比較的長いので、全ての文字を均等に入れようとすると、他作品と並んだ時、文字が視認できなくなってしまいますので、どの要素を残し、何を削るかも意識していました。
(《我々は「何をやっているか」ということだけでなく「何をやらないか」と言うことにも誇りを持っている。》スティーブ・ジョブズの名言ですね笑)
上記を踏まえると、
「意地悪な双子」「拘束」「逆レ◯プ」などの要素はタイトルで目立たせなくとも既にイラストで魅力的に訴求できている自信がありました。
ですので、本作の最大の売りである「これまで前例がないくらい長時間にわたる寸止め」作品であることを突き詰め表現した「オーバーキル」というワードを小さいサムネでも視認できるよう全面に押し出したデザインにしました。
<兎月りりむ。からの小話>
実は、ロゴの最終調整の際、1点だけ私の方からアドバイスをさせてもらいました。
どこかわかりますか?まさに”何をやらないか”というところなんです。
そう、"CV兎月りりむ。のロゴ"を取り外した方がいいことを推奨し、採用していただきました。
ほぼ全ての音声作品のパッケージには声優のCV表記が入っていますが、これには2つの意味があると考えています。
ひとつは、パッケージの見え方をより良くするためのバランス調整。今回の場合はCV表記以外の部分で充分にアピールできているので無い方が良いと判断しました。
もうひとつは、TwitterにURLだけ投稿された際に表示されるOGP画像上でCV表記を出すため(OGPでは画像以外にCVが出る余地が基本ない)ですが、今回のケースでは不要と判断しました。
なぜなら今回のM’sファクトリーさんのケースは処女作かつTwitterも開設したての状況、またシャドウバンのあれこれでDLsiteのURLを直接投稿することが憚られる状況では、Twitter上でCVをアピールすることよりもDLsite上でのパッケージの見栄えが優先されて然るべきだからです。
(主演声優らしからぬアドバイスですが、パッケージ内のCV表記がなくとも、主戦場であるDLsiteではテキストでCV表記が多くの場所で出ますしね!必ずしも必要というわけではないと思います。)
販促用PVのススメ
個人的に、特に効果があったと感じているのが販促用PVです。
参考にしたのが、しこたま応援団さんの処女作「意地悪な妹達にオナサポ音声好きがバレちゃってオモチャにされちゃう地獄の射精我慢遊び」のPVです。
しこたま応援団さんのサークル処女作のPVですが、私自身、このPVを見た瞬間「絶対発売日にこの作品を買おう!」と強く思った経験があります。
結果としてこの作品は現在7600を超えるDL数を誇っており、しこたま応援団さんが処女作から成功し勢いに乗った大きな要因だと考えております。
また、私の本職は映像ディレクターですので、動画制作には自信があり、動画は今作のイラストやシチュエーションをより魅力的に伝える大きな武器になると思っておりました。
本作の紹介文画像も自作しておりますが、魅力を伝えることを突き詰めた文ではあるものの、非常に文字量が多いので、そのままでは読むのがしんどいものになっていると思います。
しかし、PVであれば、本作の世界観を耳で聞いてもらいながら、各紹介画像をしっかりと読んでもらえる時間を作れるので、本作の魅力を伝える上で大変効果的なコンテンツになったのではないかと思います。
改めて、動画というのはたくさんの情報をまとめて伝えられる強力なコンテンツだと思いました。
この点については、私の本業の強みが活きたと思いますが、映像に限らず、どんな方でも自分の本職やこれまでの経験などで音声同人に役立つものは何かしらあると思います。
きっとまだ音声同人業界にない試みもあると思うので、自分の強みと関連づけられると面白い創作物が生まれるのではないかなと思います。
予告開始〜販売まで
作品を多くの方に届ける(たくさん売る)ためには、DLsiteトップ画面の上位ランキングに載ることが重要
→上位ランキングに入るためには初速が重要
→初速を出す為には予告ページでお気に入り数を増やすことが重要
…何が言いたいかと言うと、多く売る為には予告ページのお気に入り登録数を増やすことが重要
ということですね。
ですので、まずはお気に入り登録数を増やせる完成度の高い予告ページを作ることを目指しました。
(※ このあたり同人音声.comや同人音声.com+PLUSに詳しく載ってるので読んでみてね!!)
販売日までにお気に入り数1000を目指した
予告ページは、パッケージをメインに、テキストでも「本作がいかに魅力的な作品か」「どんな人に買ってもらいたいか」をまとめ、自分ができる範囲で最大限作り込みました。
サークル処女作であることから、当初は最低300を目指す方針でおりましたが、初日でお気に入り数400を達成しました。
これを実現できた要因としては、先に記載したPVの効果が非常に大きかったように思います。
さらに、音声同人で活躍されているサークルさんがこのPVに魅力を感じ、Twitterで情報を拡散していただいたことも、波に乗るきっかけになったのではないかと思います。
一般にサークル初心者が販売開始までにお気に入り登録1000を目指すことはかなり厳しいという見立てがありますが、初動を見てこの勢いならいけると思い、以下の販促施策を進めました。
(結果的に、販売前日の11/26にお気に入り登録数1000を達成することができました。)
◎Twitter
・イラストとDLsiteリンクの投稿・アイコンの変更
→兎月さんとしゅる版さんの@メンションを付け拡散いただいた
・販促PVの分割版を投稿
→こちら投稿直後、一時的にGhost BANにかかりました。
こちらを要として販促活動をしたかったので、こちらを自重せざるを得なかったことはちょっと痛手でした。
・フリートークや注意事項音声の投稿
→プレスリリースから少し間を開けて4日連続で更新。
ただ、Ghost BAN期間もあってアナリティクスはあまり数字は伸びていなかった印象です。
・フォロー&リツイートキャンペーン
→販売日までに120以上のRTになったので、潜在層を広げる上で大きく効果があったのではないかと思います。
◎Youtube
Youtubeで、販促用PV、フリートーク、注意事項音声を投稿しました。
PVは2日でガイドライン違反として消去されましたが、再生数は3つの中でもダントツに高かったです。
◎Pixiv
Pixivアカウントを作り、本作のパッケージと紹介画像を投稿しました。
https://www.pixiv.net/users/88205159
こちらもパッケージパワーからなのか反応が良く、いいね数も200を超えており、
#メスガキ #ロリビッチ など人気のタグからカスタマージャーニーを広げられたと思います。
◎koe-koe。
同人音声.com+PLUSの何かの記事のコメントで、koe-koeにサンプルを投稿するのも有効なのではというものを見かけたので、サンプル音声を投稿してみました。定量的な効果は計れませんが、多少の売上には繋がっているのではないかと考察します。
<余談>
実は本作、もともとは12/4(日)にリリースする予定でした。
というのも、cvの兎月さんがもともと、11/26(土)にオホヤベ建設の新作をリリースする予定で、同一声優の競合作品のバッティングを避ける意味で、1週間ずらしていました。
しかし、この12/4(日)は大手サークルさんが同ジャンルの双子系音声作品をリリース予告をしていたので、完璧と言えるタイミングではありませんでした。
(それも踏まえても、総合的に判断してここしかないと思いリリース日を12/4(日)をリリース日に設定していました。)しかし、兎月さんが11/20ごろ流行病の妖精さんになってしまったことにより、オホヤベ建設の新作リリースが延期になると聞き、急遽11/27(日)リリースに前倒し舵を切った経緯があります。
私もTwitter上では既に、12/4(日)にリリースする旨を告知し、RTキャンペーンなども行なっておりましたが、それを覆してでも販売日を11/27(日)に前倒すべきだと判断しました。もっと言うと、本作の予告をプレスリリースしたのが、11/8(火)だったのですが、3週間目は周りの反応も薄くなってきた感覚がありました。
体感的には予告から3週間くらいが、顕在層の興味が薄れ始めるタイミングなのかと思います。
あと1週間販売日を伸ばしていたら、ある程度のユーザーは忘却曲線に入っていたのではないか…とも考えております。これらを総合的に判断し、リリースを早める柔軟な対応ができたことも本作の成功因子の一つだったのではないかと思います。
創作活動がんばってください!
以上、大変長くなりましたがここまで読んでいただき誠にありがとうございました。
ここまでのテキストを最後まで読めたあなたはきっと同人音声制作に興味を持たれているんだと思います。
個人的には、初めて制作される方は「これで一発儲けよう」「副業にしよう」などはあまり考えず、コストが回収できなくても後悔しないくらい、自分が本当にやりたいことを表現して、自分が好きなもの作るべきだと思います。
私は仮に本作があまり売れてなかったとしても、きっと全く後悔してないです。
そのくらいやり切ったと自負してますし、自分にとっての理想をとことん追求して作品を制作することは本当に楽しいです。
そして何より、自分の生み出したものを世の中に一つ形として残せたことがとても嬉しいのです。
創作には一定レベルの情熱が必要ですし、情熱がないと続かないと思います。
でも、やっと生み出した作品が少しでも多くの人に届いたら、作り手ももっとハッピーになれるのだと思います。
将来、この記事が少しでもその一助になることができればとても嬉しいです。
創作活動頑張ってください!
P.S.
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※ここまでM’sファクトリー えむふぁく!さんによる寄稿
兎月りりむ。から「M’sファクトリー成功の秘訣」考察
はい!戻りまして兎月りりむ。です!
とても濃い体験談から深い考察まで、すごく参考になることばかりでしたね。
私の視点から最後に考察を重ねさせてください。
M’sファクトリーさんの今作の成功をもたらしたのはこの4つのポイントが揃っていたからだと考えています。
1. 性癖の同志にぶっ刺さる作品コンセプト
2. 美麗なイラストを活かした妥協のないパッケージ
3. まったく知らない人でもいきなり欲しくなるような、魅力が伝わる販促活動
4. 作品世界に深く没入できるような音声の構成と編集
これらはM’sファクトリーさんが参考にしていただいた、同人音声.comや同人音声.com+PLUSで私が長らくお話している内容でもあります。
本作の成功は決して偶然の結果ではなく、これらを綿密に計画して実行されたことでもたらされた結果だと思っています。素晴らしいですね!
M’sファクトリーさんは本職が映像ディレクターさんということもあり、音声作品の制作に通ずる経験があったこともプラスに影響していることでしょう。
これを見てもしかすると「関係ありそうな仕事をしていないとダメかもしれない」と思う方もいるかもしれません。
ですが、M’sファクトリーさんにも仰っていただけたように、私もあらゆる仕事は何かしら音声作品の制作に通ずるところがあると思っています。
ビジネスメールの書き方ひとつとっても、初めての相手からの信頼を得ることに役に立ちますよね。
音声作品の制作はみなさん最初は未経験です。
しかし、普段されているお仕事の経験をベースに、同人音声.comなどの制作のハウツーを解説している様々な情報源を活用すれば、出来ないことはないと信じています。
また、音声作品の制作は自分がオーナーとして開発・発注から製造、販促までを行う良い経験になると私は思っています。
音声作品の制作経験を言える職場は稀だと思いますが、この経験そのものは普段のお仕事の役に立つ、一石二鳥ではないでしょうか!
杏◯郎、お前も同人音声サークルにならないか?
兎月りりむ。無限列車編<完>