音声作品のデータ編集ってどうすればいいの?

2020年8月4日編集について, 音声作品をつくろう!

「音声作品を作ってみたいけど、編集作業ってどうやればいいんだろう」
「どんなソフトが必要なの?」
「EQとかコンプとか意味わからん…」
「そもそもどういう手順で編集すべきなの?」
「市販のドラマCD並のクオリティの仕上がりでないと売れない?」

そのお気持ち、非常によく分かります!初めての方は特に???という状態でしょう。
音声編集(ミキシング?ミックス?マスタリング?ミックスダウン?)って専門用語がとにかく多い!
DAWだのDTMだのI/Oだの何がなんだかさ〜っぱり!
エフェクトは英語ばっかりだし、これといった作業手順も紹介されてない。
筆者も初めて本格的に"音声データ編集"に取り掛かった時は非常に悩んだものです。(常に勉強中です)

このページでは、そんなお悩みに私が学んできたことを活かして答えていこうと思います。
筆者は専門学校などで音響にまつわることを学んだわけではないので、誤っている部分もあるかもしれません。
初心者の方は参考程度に、経験者の方は「これ違う!」という点がありましたら、ぜひこっそり私に教えてくださいね!

それでは早速いきましょう!

編集するにはどんなソフトが必要なの?

いわゆる、DAWソフトが必要になります。
音のデータを加工するためのソフトです。

無料のDAWソフトでしたら、
・Audacity
・SoundEngineFree
あたりがいいでしょう。
理由は、操作や機能の解説サイトが非常に多いからです。
使い勝手も無料DAWソフトの中ではダントツで良いと思います。(筆者は最初Audacityを使っていました。)

有料のDAWソフトでしたら、
・Cubase
・Pro Tools
・Studio One
・Adobe Audition
・Reaper
あたりが有名どころだと思います。
正直数がありすぎて、筆者も比較しきれていないです。
その中でも筆者が愛用しているのは、Adobe Auditionです。
一番直感的に操作がしやすかったのがこれでした。

この後のソフトの操作の解説やエフェクト類の解説は、Adobe Auditionを使って解説していくので、ご了承ください。
ただし、エフェクト類の効果はどのソフトでも基本的には同様なので、参考にできると思います。

どういう手順で音声データの編集をすればいいの?

結論から言えば・・・絶対の正解はないです。
とはいえ、ある程度の型がないと我々初心者は困ってしまいます。
ですので、独学で大変申し訳ないのですが、私の音声データ編集手順を公開いたします。
ただし、今回大公開する手順は、絶対にこうでないといけない!という型ではないので、
慣れてきた頃には安心して自己流の編集プロセスを編み出していくと良いと思います!
手順ごとに解説ページを用意したので、実際に試してみてくださいね。

→音データを編集しよう!

どの程度のクオリティにまで仕上げればいいの?

「市販のドラマCD並のクオリティの仕上がりでないとダメ?でもプロ並の編集なんて自分にはできないし…」
「編集なんて必要なくない?声優さんから受け取ったままのデータを販売したらいいんでしょ?」

当然こういった疑問も出てきますよね。正直なところ、この問いに対する答えは人それぞれだと思います。
ということで、私なりの答えを述べようと思います。いち意見ですので、ご参考程度に。

まず、「市販のドラマCD並のクオリティに仕上げないとダメ?」という問いについては、Noです。
理由は、市販されている商品並に洗練された仕上がりでなくとも、シナリオが優れており、販促が効果的に行われてさえいれば、ある程度の販売数を確実に期待できるからです。
ある程度の販売数を確実に期待できる状態には、人によって意見が分かれるところだと思いますが、私の意見はこうです。

・魅力的なイメージイラストがある
・シチュエーションが優れている
・作品の紹介文が優れている
・販促が効果的に行われている
そして、
・聞くに耐えない仕上がりになっていない
※作中、急に耳が痛くなるような大きな音が発生したり、ぶちっ、ぷつっといったノイズが頻繁に混入していたり、変な間があったり、効果音とナレーション部分の馴染みがあまりにも悪かったりするとNGです。

これらの条件が揃っていれば、確実に販売数を積み重ねていけると思います。
ですから、音の仕上がりがプロ並に優れていなくとも大丈夫です。
どちらかというと、
・どれだけターゲット層に刺さるシナリオを用意できるか
・魅力的なシチュエーションを考案できるか
・作品を買う価値を伝えきることができるか(一番重要!)
のほうが、よほど販売数に影響すると思います。

次に、「編集なんて必要なくない?声優さんから受け取ったままのデータを販売したらいいんでしょ?」という問いについてですが、この答えは人によるところがあると思います。
個人的には、Noです。理由は2つあります。
1つ目の理由は、製品化に耐えうるデータではない可能性が高いからです。
(人によるとは思いますが)基本的には声優さんから渡されるデータには、
・NGテイクが入っている
・同一セリフの複数テイクが入っている
・見落としてしまった細かなノイズが入っている
・セリフとセリフの間の調整がなされていない

ことがほとんどです。渡されたデータをそのまま販売すると、良い評判はつくでしょうか?

2つ目の理由は、声優さんから良い心象を得られないからです。
渡したデータをそのまま販売されると何が起こるのか。声優さん自身のブランドを傷付ける恐れがあります。
もう少し具体的に言うと・・・まったく仕上げのなされていない作品を購入したユーザー様は、多くの場合
「この声優さんの作品だけNGテイクやノイズがそのまま残ってる…。」
「作品の仕上がりが雑なせいで全然没入できない。」
「この声優さんは他の作品でもこういう仕事をするのかな。」
「この声優さんの作品は今後買うのやめようかな。」
と考えます。
なぜなら、ユーザーはどういう工程で作品が作られているのか、知らないからです。
データ上の問題は演者の問題だと捉える方がほとんどでしょう。
これらの理由から、無加工のデータをそのまま産地直送で販売するのは、声優さんから避けられかねないわけです。
もちろん、中にはそのまま販売しても問題のないデータを渡してくださる声優さんもいらっしゃるとは思いますが、非常に珍しいことです。
もしデータを無加工で販売したい場合は、一度その旨を声優さんに相談するとトラブルなくお取引できるかと思います。
とはいえ、やはり無加工データの販売はあまりおすすめしないですね…。

でも、ランキング上位の作品ってすごく質が良いよね…(小話)

そうですね、私もそう思います。実際、ランキング上位に食い込む作品群は音の編集面でも高品質のものが多いです。
それこそ、市販品のような…。
当然です。プロが編集してますから。

とはいえ、すべてがすべてそうではないです。安心してください。
売れてる作品の中でも、プロではなくとも頑張って丁寧に編集している作品はたくさんあります。
プロが編集したのでは?と思うような作品でも販促が上手く行っていなかったり等の理由で、上手に販売数が伸びていない作品もそこそこに存在しています。
特に音声作品は中身が面白くてなんぼですから、あまりプロの存在に臆することなく、のびのびと音響沼に足を突っ込んでいくとよいと思います!
むしろ、どんどん高品質な作品に触れて、真似できそうな部分は真似していきましょう。
せっかくプロが手掛けたであろうお手本があるのですから、お手本にちょっとでも近付くように試行錯誤していきましょう!

最後に。

いかがでしたでしょうか?
少しでもみなさんの役に立ったのであれば幸いです。
このページでご紹介した内容は、あくまでも私の見解を述べたまでにすぎないので、ご参考程度にお考えください。
その他、編集作業に役立つであろうトピックをいくつかご用意いたしました。
もしよろしければ、併せて見ていってくださいね!

Posted by 兎月りりむ。